2017年度 第58代 理事長所信


 

一般社団法人安城青年会議所 2017年度 第58代 理事長所信

 

 

 

富田 晋介

 

1959年、この安城の地に青年会議所活動の灯がともりました。その灯は半世紀を超え、今日現在に至るまで力強くともり続けています。先輩方から受け継いだその灯を決して弱めることなく、さらに燃え盛る灯にしていくこと、そしてその灯でこの地域を、人々を明るく照らしていくことが、我々安城青年会議所の使命です。

 

我々の住み暮らす街、そして我々の活動エリアである安城は、かつては「日本のデンマーク」と呼称された農業、そして現在では日本の産業を牽引する自動車関連産業を中心に発展を続けております。人口は18万人を超えて今もなお増え続け、さらなる発展を遂げようとしています。物質的・経済的には恵まれた地域であり、人々は物理的な豊かさを手に入れました。今日手に入れた豊かさや便利さと引き換えに人との絆や考える力、努力することなど失いつつあるものもあります。我々青年会議所は「明るい豊かな社会の実現」を目的として活動を行っています。表面上の豊かさだけでなく、精神的な豊かさを手に入れることが出来て、初めて本当の「明るい豊かな社会」となります。地域社会の物心両面の豊かさ、そして我々の活動目的を実現するため、地域のリーダーたる我々が先頭に立ち、さらなる自己成長や進化と共に深化を図り、地域社会への働きかけを行っていく必要があります。

 

 「不易流行」という言葉があります。“いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと”と解釈されますが、この言葉通りに諸先輩より受け継いだ“変えてはいけないもの”と我々が創り出す“変えなければいけないもの”を明確にし、目まぐるしく変わる内部及び外部環境に対応していくことこそが、今の青年会議所に求められています。改めて過去から学び“変えてはいけないもの”を知り、未来を見据えて“変えなければいけないもの”を見出し、柔軟な発想で今何をするべきか考え、行動しましょう。

  

  活動方針 

  青少年開発事業(青少年育成委員会)

社会というのは、人と人が集まって成り立っています。現在その中心となるのは我々青年世代ですが、やがて青少年が成長して社会を担うようになります。そういう意味において、青少年は地域の未来です。未来の可能性に向けて青少年を育成していくことは、10年先、20年先の我々の未来を育てていくことと相違なく、大変意義深いものです。今の青少年は、環境の変化の激しい中で育っています。我々の常識に捕らわれた手法ではなく、時には目線を青少年に合わせて新たな手法を考えることも必要です。

 

 青少年開発事業では、時に夢中になる子供たちの真っ直ぐな熱い視線、前向きな情熱を感じるシーンが多くあります。そして我々誰もが子供の頃には持っていた夢や想いを垣間見る瞬間があります。子供たちが夢中になり、挑戦し、それぞれの未来に前向きに健全な意識を向けることができる、そんな成長機会を提供できる事業を我々の手で作り上げましょう。

 

青少年の成長が地域の輝かしい未来を創ると共に、その夢中になって努力する姿から我々も多くのことを学び、気づくことが出来るはずです。この事業は与えることだけではなく、受け取ることも多くあるのです。

  

  地域開発事業(地域向上委員会) 

今日も発展を続ける我が街、安城。外部からの人口流入も多く、また文化や言語の異なる人も少なくありません。従来の人と人の固い結びつきだけでなく、ともすると関係が希薄になることも避けられないのかもしれません。しかし裏を返せば、新しい絆も生み出す可能性がここにはあるわけです。多くの市民を巻き込み、集うことで新しくこの地域に暮らす人々との繋がりを創り出します。

 

この地に生まれて、またこの地に暮らし、あるいはこの地で生業を行う。地域のことは当たり前に知っているようで、実は知らないことも多くあります。少し視点を変えてみると、今まで気付けなかったことにも改めて気付くことがあるものです。地域に眠る、秘めたる魅力あるいは新たな魅力を再発見してみることも時には必要です。地域の魅力を発信し、それによって人が集うことで地域が豊かになり、地域が向上します。

 

 安城青年会議所は、長年「安城七夕まつり」に参画をして参りました。これは、我々にとって最大の活動機会であります。しかし、長年参画をしているからこそ、その手法や関わり方を見直す時期に来ていると感じます。過去の活動を見返し、新たな創意工夫を加えてより地域に対してインパクトを与える、そんな地域開発事業へと進む岐路に我々は立っています。

  

  広報事業(コミュニケーション確立委員会) 

コミュニケーションの言葉が示す意味は広く、外部への発信、内部への共有が含まれ、何れも欠くことが出来ないものです。コミュニケーションには様々な形があります。ただ一方通行のコミュニケーションだけではなく、常に双方向のコミュニケーション確立を意識しましょう。インターネットなどの媒体を通じた外部への発信は言うまでもなく重要ですが、一方的な発信だけではなく、時には地域社会など外部の声にも耳を傾ける機会があっても良いでしょう。

 

効果的・効率的な組織運営のために、青年会議所内部の意思疎通を図るコミュニケーションを活性化出来る仕組みを作ります。一年間の活動は多岐に渡る様々な機会があります。全員参加が基本ですが、一部の会員で活動をしている機会もあります。それらの活動を記録し、タイムリーに会員間で共有することで、会員の参加感を醸成します。そして魅力ある青年会議所活動を外部に発信することで、「安城青年会議所ブランド」の価値を高めます。

  

  会員拡大事業(会員力開発委員会) 

会員数は組織としての会員力です。共に活動する仲間が多くなれば、組織は力を増して活動において様々な可能性を持ちます。逆に会員数の減少は可能性を失うことです。安城青年会議所はここ数年間会員数の減少が続いておりましたが、一丸となって取り組んだ昨年の会員拡大事業の成果として会員数を大幅に増やし、会員力を高める結果となりました。この成功体験を糧に、さらに失敗から学んだ改善を加えて拡大事業を継続します。全員の参加感を増し、結果を出すためにも具体的な数値目標の設定と進捗管理も必要となります。会員数の減少から、一年間の会員拡大事業でこれだけの結果を出すことが可能であった、これは地域に共に青年会議所活動を行う未来の仲間達がまだ多数存在すること示しています。青年会議所の仲間は卒業後も一生涯続きます。人財を掘り起こし、一生の友との出会いを創り、共に活動し、学び、成長出来る機会を持ちます。

 

一方で、全員拡大を掲げながら拡大に参画出来ていない会員もいます。どうしたら真の全員拡大が実現出来るのかという点も考えなければなりません。そして入会者数が多くなればクロージング後のオリエンテーションや周囲のフォローアップが十分行き渡らなくなる可能性があります。仕組み創りを行い、会員数増強と共に会員資質向上も連携して行うことが重要です。

 

  会員開発事業(会員力開発委員会) 

「一人のめざめは百人に及び百人のめざめは千人に及び千人のめざめは社会全体に及ぶ」、松下幸之助氏の言葉です。まず我々が周囲より強く光り輝き、そして周囲へ良い影響を与えることで全体が光り、初めて地域社会へインパクトを与えることが出来ます。人を育てましょう。会員一人ひとりが一人の青年経済人、そしてJAYCEEとしての気概を持ち、成長し、変革を遂げましょう。ただ明文化されたルールを守るだけではなく、マナーやお互いを尊び敬う気持ち、感謝など一人の人間として必要なことを今一度肝に銘じる必要があります。それこそが、会員資質、個としての会員力の向上です。

 

 青年会議所は国際組織です。日本だけではなく、世界の多くの仲間と共に活動をしています。また我々の活動エリアである安城市にも多数の外国人の方が住まわれていますが、深く意識を向ける機会があまりなかったかもしれません。通信手段が発達し海外の方と簡単に繋がることが出来る環境にあります。また、身近に国・文化の異なる方が暮らしています。国際の機会に対して無関心になるのではなく、お互い顔を向き合わせての交流を通じて世界の人々と繋がる本当の心の豊かさを醸成しましょう。急速にグローバリゼーション進む現代で、我々もそれと無関係ではあり得ません。国際力、これからの時代に必要な会員力の一つです。

  

  組織運営(事務局) 

青年会議所は組織です。組織運営はその要です。会議運営や一つひとつの事業の陰には、事務局の存在を欠くことは出来ません。ルールや規律に従って組織は運営されますが、時にはそれらが守られないこともあるかもしれません。そうなると最終的に組織は崩壊へ向かいます。円滑な組織運営は勿論重要ですが、それに注力するだけでなく、仲間だからこそルールや規律などの守るべきものをしっかりと守り、良い意味での緊張感と問題意識を持った組織運営を行いましょう。

 

 組織運営の手法には、“変えてはいけないもの”と“変えなければいけないもの”が混在しています。より良い方向へ変化をしていくことが求められますが、過去に学びその伝統を守るべきものもあります。それらを客観的な目で選別し、効率性と効果性、全体最適に意識を向けます。組織運営上のタスクは多く、目の前の事にだけ捕らわれがちですが、視野を広く持ちさらに良くするためにはどうするべきかを熟考し、実行します。

  

●「前へ」 

かつて明治大学ラグビー部の監督を務めた北島忠治氏が、一貫して選手に伝え続けていた言葉が「前へ」です。ラグビーで最短距離を前へ進めばゴールにも近づきますが、相手チームとの激しい衝突も避けられません。時には横にそして後ろに逃げたくなることもあるかもしれません。しかし、与えられた時間や機会は有限です。この言葉は、最後まで諦めずに障害を乗り越えてただひたすらゴールに向かって前へ進むことを示し、明治大学ラグビー部を何度も勝利に導きました。

 

我々は豊かさの中で、前へ進むスピードが遅くなり、時には立ち止まってしまっていることもあります。例え小さな一歩でも現在位置より少しでも前進するように、前方を向いて、ただひたすらにゴールを目指して進みます。一人では困難なこともありますが、我々はチームです。スクラムを組んでお互い助け合い、切磋琢磨し、成長することで共に障害を乗り越えて行きましょう。

  

●安城を変えるのはオレたちだ!! 

安城青年会議所は地域のリーダーであり、安城を変えるのは我々であるという気概を持ちましょう。地域をリードしていくためには未来を見据えて常に一歩前へ出なければなりません。現状に満足せずに、向上心や健全な危機意識を持ち、常に前へ、前へと進み続けるリーダーであり続けましょう。真の「明るい豊かな社会の実現」というゴールに向かって。

 

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